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【第2回】村界の碑
お待たせしました。歴史スポット第2回目は昔の村の境界を示す村界の碑を取材してみることにしました。
神戸市に合併する以前の東灘区は御影町・住吉村・魚崎町・本庄村・本山村の5つの町村に分かれていました。
その中で魚崎町の範囲は、現在の魚崎北町・魚崎中町・魚崎南町・魚崎西町の全域と、住吉南町2丁目の一部、甲南町3丁目および4丁目の一部で、
総面積は1.468平方キロメートル、これは当時の本山村、住吉村、本庄村などと比較すると最小面積だったそうです。
そして、この町域は、神戸市との合併にあたって魚崎町制時代の財産の一部を管理するために設立された魚崎財産区の範囲として現在も残っています。
魚崎町誌と現在の地域地図を参考にして、その範囲を大雑把に描いてみると、東は天井川を境に本庄村と接し、
北は国道2号線の手前あたりで本山村と接し、西は六甲ライナーの魚崎駅近くにある五百崎橋あたりまでが住吉川を境に、
それより南は住吉川から少し西の区域まで広がって住吉村と接していたといった感じでしょうか。
前置きが長くなりましたが、こういった村境を示すものとして現在も所々に残っているのが「村界の碑」です。
まず、住吉と魚崎の境を示す碑は、六甲ライナー魚崎駅の近くに建っています。
大きくて目立ちますし、駅の近くにあるのでご存知な方も多いかと思います。
また、魚崎町は更に時代をさかのぼると魚崎村と横屋村に分かれていましたが、その境界を示す碑も現在の魚崎南町3丁目に残っています。
こちらはあまり目立たないところにあるので、ちょっとマニアックかもしれません。
私が見つけたのはこの2つですが、ひょっとするとこれらの他にもあるかも。他にもご存知の方はぜひ、BBSなどで教えていただければと思います。
第6回【旧魚崎町役場】
第5回【灘の素麺(灘目素麺)】
第4回【日本で二番目のゴルフ場】
第3回【魚崎八幡宮】
第1回【雀の松原】
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